壮年?60代にして精力的なバーンスタインのマーラー
この曲をバーンスタインは過去NYフィルで録音している。イン・テンポはむしろ若きNY時代にあり、このウィーン・フィルの録音は聞いた感じ、大幅なテンポの変化はないもののなぜか音の粒立ちが明晰であるため、スマートな爽快感がある。マーラーの第七の「魑魅魍魎」「複雑怪奇」という印象は、70年代以降やや影を潜めた感が、バーンスタインのこの演奏にも聞き取れる。 この頃のバーンスタインはまだ指揮台で飛び跳ねるような、あの独特のバトンテクニックを見せつけ、マーラーの演奏に似合った躍動感が映像から伝わってくる。ウィーン・フィルもさすが老舗、この厄介な「第七」を懐の深い余裕の表情で演奏している。
ユニバーサル ミュージック クラシック
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